登坂恵理子
こんにちは。トリプルバリューの登坂です。
この記事では、エンゲージメントカードをプレイした方々にエンゲージメントカードを利用して良かった点やプレイしたエピソードなどをまとめています。
今回のゲストは馬場貴裕さんです!
本日はよろしくお願いします!
よろしくお願いします!
馬場 貴裕 様 プロフィール
- 地方銀行勤務
- 4年間で相続相談延べ1,500名
- SDGsアウトサイドインカードゲーム公認ファシリテーター
- 2030SDGsカードゲーム公認ファシリテーター
- グロービス経営大学院卒(MBA:経営学修士)
- 1級ファイナンシャルプランニング技能士
- シニアプライベートバンカー(日本証券アナリスト協会認定)
この記事はこんな方におすすめ
- 自分自身を振り返ることができずにセルフコントロールができない
- 部下や仲間とのコミュニケーションが難しくなった
- チームビルディングが上手くいかず仕事を進めるうえで困難な状況にある
そんな方に是非読んでいただきたいです。
「エンゲージメントカードは言葉に出逢えるカード【自分の大切にしている価値観を言葉にできるとイキイキと仕事ができる】」
登坂恵理子
エンゲージメントカード購入のきっかけを教えてください。
SDGsを起点に、自身と社会との繋がりや、自分とはどのような存在なのか、何を大切にしているかを一緒に学ぶワークショップをしています。その取組みのツールとして使えると思い、購入しました。
また、自分自身の振り返りでも使いたいと思っていました。
登坂恵理子
カードを実際に手に取ってみてどんな感じでしたか?
思ったよりしっかり作っているなと思いました。採算は取れているのかなと(笑)
また、言葉がしっかり丁寧に作られている印象があります。
登坂恵理子
エンゲージメントカードはどのような場面で使いましたか?
職場で使ったこともありますが、今は社外で使っているほうが多いと思います。
エンゲージメントカードを使ったワークショップでは、参加された皆さんは「難しい~」と言いながら楽しそうにプレイされています。
登坂恵理子
楽しそうな様子が目に浮かんできますね。
楽しそうにされている場面や様子を見た感想を教えていただけますか。
そうですね。
始めるときは、淡々と進むのかなと思ったりもしますけど、どこの場所でやっても必ず皆さんの反応があります。
例えば、カードの取捨選択をしていくとき、新たなカードを手に取った瞬間に「もぉ~」っていう声が出たりするところを見ると、この人ってこういう言葉に反応するのかと思いますし、悩んでカードを手放している人を見ると、こういうところに悩むのかという気づきもあります。もちろん、カードワーク後の振り返りはありますが、カードを手に取った瞬間にさえ、その人の個性が見えてきて面白いところだなと思います。
世の中には色々なカードがあり、そのような面白さを味わえるという側面はあるけれど、エンゲージメントカードは言葉に出逢えることが楽しいと思います。
登坂恵理子
どのような研修で使われているのですか?
先日、40歳向けの研修があり、その研修のカリキュラムの一つにエンゲージメントカードを採用しました。
登坂恵理子
皆さんの反応で印象に残っていることはありますか?
参加者の中で「ネガティブに考えているな、俺」と振り返りをした方がいて、理由を聞くと、「選んだカードがイメージと違った。思ったより悲観的に考えすぎているので、もう少し明るく考えて行こうと思う。」とおっしゃっていました。
自分を客観視できることで今の状態に気づき、アクションに繋がるのだと思います。
また、特定の年(40歳)研修ということもあり、皆さん同期が多い会でしたが、お互いの存在をあらためて知るということを楽しく話されていたのが印象的でした。
「自分らしさを知り、自分との繋がりを知ること」
登坂恵理子
エンゲージメントカード認定ファシリテーターにご登録いただいたきっかけは何ですか?
どんなことに関しても言えるのですが、自分がやってみて楽しいと思うものを周りの人にも伝えていきたいという想いがあります。そこで生まれる面白さやコミュニケーションは皆を前向きに変えてくれます。
私はSDGsの認定ファシリテーションもしているのですが、以前、私が主催したSDGsの体験会があり、龍太さん(㈱トリプルバリュー代表:山本龍太)とエンゲージメントカードを使ってコラボイベントを開催しました。かなり長時間になってしまって、大変だったかなと思ったのですが、参加者アンケートを見ると、エンゲージメントカードで自分のことを知れて楽しかったという意見があり、SDGsと親和性があるのではないかと思いました。今後、SDGsの活動においても、エンゲージメントカードを上手く使っていきたいと思っています。
登坂恵理子
エンゲージメントカードで自分の大切にしている価値観を知り、自分の軸を持ってSDGs活動をしていくことに親和性がありそうだと思いました。
そうですね。たとえば、気候変動とかプラスチックのごみ問題などがあったときに、自分が普段どういうことを大切にしているから、その問題に対して自分の「ものの見方」や「考え方」があるのか認識できていることが大切ですね。
メンタルモデルやコーチング、心理学的なアプローチもあると思うのですが、どれが正解というのではなく、色々組み合わせながら気づきを得られるとより深みが出ると思います。今は、それぞれ独立して使われているので、横に広く提供できる形を作っていけたらいいと思いますし、私にご縁があるときは活用してみたいと思います。
「自分が大切にしていることを知ることで心が満たされる」
登坂恵理子
今、一枚エンゲージメントカードを選ぶとしたらどのカードを選びますか?
「行動」ですね。今、めちゃくちゃ行動していて、自社内だけでなく、社外でも行動の量をすごく増やしています。会社の中に対話の輪を広げていくにはどうしたら良いかという議論を学生時代に戻ったかのように深夜まで話し合いをしたり、全国の同じ業界の方たちが参加するリーダーシッププログラムに入り、毎月対話会をしています。SDGsの活動も引き続き取り組んでいます。
自分が行動することで刺激や発見から広がりが生まれ、新たなチャレンジをしていくことは、ある意味苦しいけれど、楽しくて仕方がないです!
登坂恵理子
そこまで「行動」しようと心に火をつけるものは何ですか?
よく皆にも聞かれますが、それが、あまりないんですよ(笑)
ただ、メンタルモデルにヒントがあるのかと思っています。以前、「ザ・メンタルモデル」の著者、由佐美加子さんのワークショップに参加することがあって、メンタルモデルは4つあり、どれかひとつに誰もが当てはまると言われているのですが、私は「欠陥欠損モデル:私には何かが決定的に欠けている」というモデルだと思いました。
登坂恵理子
メンタルモデルについて、もう少し詳しく教えてください。
私のモデルで例えると、資格を取っても全然ゴールじゃなくて、また次の資格に挑戦していくみたいな感じで、この人どこまでいくの?みたいな方いらっしゃいませんか。私の場合、グロービス経営大学院を卒業して、経営学修士を取得しました。本来は、あれだけ苦しみながらMBAを取得したのだから、少し休もうとか思うのかもしれませんが、そこで止まることはありませんでした。むしろ、行動し続けることが自分にとって自然であると由佐さんのワークショップで感じ、自身の理解が進みました。
もう一つは「ストレングスファインダー(現:クリフトンストレングス)の才能診断(自分の強み)」を受けて、診断結果は最上志向が上位になりました。私は常に最高を求めることにこだわって行動しているから止まれないということに気づきました。
止まっているほうが苦しくて、行動している時のほうが満たされています。
マグロみたいな感じです(笑)
最初の頃は、行動を増やすと家族との時間が取れないこともあり、色々と痛みのようなものがありました。しかし、エンゲージメントカードやメンタルモデル、ストレングスファインダーを機に内省しながら行動することで気づいたことがあって、自分は痛みがあったとしても行動しているほうが平常でいられると感じました。そのことを知ると、あれこれ手を出していることに対して変な意味合いを考えることなく、自然体な自分でいられるようになりました。
登坂恵理子
自分の大切にしていることを知ることで、心が満たされていくということですね。
自分にとって「行動」することの理解ができていると、たとえば家族との時間が取れないことへの想いが変わってきそうですね。
そうだと思います。
たとえば、私のように仕事をしながらグロービス経営大学院に通っていたりすると、家族に負担をかけているのではないかと負い目を感じる方も少なからずいらっしゃると思います。
エンゲージメントカードに通じますが、まずは自分のありようを知ることで、ものの見方や考え方が変わり、目の前の大切な人とのコミュニケーションが変わり、相互理解が深まります。自分の心が落ち着いて、発するメッセージが柔らかくなるというか、トゲのようなものもなくなっていくのがわかります。やはり、内省することが大切だと思います。
登坂恵理子
家族への負い目から、家族への感謝に変わりそうですね。
「エンゲージメントカードを通じて伝えたいこと」
登坂恵理子
どのような人にエンゲージメントカードを使っていただきたいですか?
どんな方にも使ってほしいと思っています。
そして、定期的に何回も使ってほしいです。時間が経つと気持ちって変化するじゃないですか。環境でも変化しますよね。暖かい季節と寒い季節でも違うかもしれないし、朝と夜でも違うかもしれない、家族と過ごしている時間が多い時期と仕事に没頭している時期でも違うかもしれない。色々な場面でカードを使ってみて、前回選んだカードと何が違うのかという視点からも内省し、今の気持ちや大切にしている価値観を発見でれば良いと思います。
登坂恵理子
今後、どのような方とエンゲージメントカードを一緒に使ってみたいですか?
高校生や大学生と一緒にやってみたいです。
大学で講義をすることや、SDGsの活動で学生の方々と関わることはありますが、まだエンゲージメントカードを一緒にプレイしたことはありません。
先日、オンラインでSDGsのカードゲームを行ったとき、大学生が参加してくれました。そのとき、zoomで顔出ししているとかいないとか関係なくて、チャットを活用してどんどん自分の意見を投稿してくれました。その時、「ああ、自分が学生の頃は顔が見えない状況で、自分の意見を出すことなんてできなかったな」と感じました。自分と違う世代の方たちと関わることでたくさんの気づきがあります。
エンゲージメントカードにおいても、同じカードを選んだとしても意味合いや考えなど捉え方が違うのだろうと思います。その言葉の違いをエンゲージメントカードは知ることができるので、世代を超えた理解も進むのだろうと思います。
登坂恵理子
エンゲージメントカードのカードワークを通じて、今後どんなことをしていきたいですか?
多くの方にエンゲージメントカードを体験いただき、自身や相手の価値観を知ることがとても素晴らしいことだと感じていただきたいと思っています。その価値観を知る手助けをしていきたいです。
価値観を知った後は行動です。私は、より良い会社や地域、社会をつくっていきたいという想いがあります。私は東北に住んでいるので、特に地域への想いは強くなりました。たとえば、SDGsに取り組んでいるのは、一人でも多くの方に地域や社会に潜んでいる課題に対してどう向き合っていくかを考える機会を提供しながら、地域や社会を良くしていきたいとの想いからです。
エンゲージメントカードは自分の想いを伝い合えるツールですので、仲間作りやコミュニティの対話の場で自分のあり方を確認して相手に発信することに役立てていきたいです。社内外の様々な研修でもワークショップのご縁を頂戴するようになってきました。そのなかでも使っていきたいと思っています。
登坂恵理子
馬場さん、今回はありがとうございます。
これからも『もっとワクワークする世の中』に向けて私たちと一緒に、1人でもワクワークする人を増やしていきましょう!これからもよろしくお願いします!
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